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彦星がほしをのみこんだあるひ
あまくて、しょっぱくて、なつかしい味だった。
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◇ただの願掛けと馬鹿にしないで
「ほら小夜も!短冊ちゃんとつるさなきゃ。願いごと、叶わないよ?」「いまさら願うことなんてないんですけど。……しかも、曇ってますし」「もう、そういうこと言わないの!」鼻歌をうたいながら空色の短冊を笹につるす少女にため息ひとつ。願掛けなんて、意味もないだろうに。「明日も笑っていられますよーに!」
◇なんでもない日におめでとう
「わあっ、さつき、みて!流れ星!」鶯の声が指さす方角をみやるが、なにもみえない。みえるのは、あたり一面の漆黒と、点滅を繰り返す星たちだけだ。きっと、この一瞬で去ってしまったのだろう。「ふふん、さつきより僕が先に流れ星をみた夜だね」きれいに弧をえがくくちびるに、ずるいとつぶやいてみせた。
◇バツがついた天の川
じたばた、人のベッドのうえで小さな身体が飛び跳ねていた。「瑠璃、まだ眠くないもん。織姫と彦星の逢瀬をこの目でしかと見届けるんだから!」「はやく寝なさい」姪の扱いにも慣れたもの、受け流す術がずいぶん身についてきた。ぶっすり、拗ねてむくれている姪を軽くあしらいながら、積まれた資料の山を崩しにかかる。「……瑠璃が大人だったら、おじさま、よそ見しない?」
◇たいそうおきれいなお嬢さんで
「みてください、お兄様。似合いますか?」学校の夏服なの。清楚という言葉がしっくりあてはまる青藤色のスカートをつまみ、妹は美しく微笑んだ。スカートの丈は決められているらしく、膝上に固定されている。もう少しやんちゃしたいわ、とくちびるをとがらせていたころが懐かしい。「……うん、似合っているよ」誰よりも、とてもきれいでうつくしい。
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空野海

Author:空野海
since:2009.3.21
生誕:2月14日

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