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『永遠』は、きっと彼らのためにある言葉。
「僕はそんな不確かなものを信じるつもりはない。それは霧のように空虚で、思ったところで叶うものではないとわかっているんだ」
 誰もいない薄暗い部屋で、青年は自分に言い聞かせるようにつぶやいた。ディスプレイの白い光が異様な雰囲気を醸しだしていて、青年の青みがかったグレーもまた、妖しく輝く。
「……結果、実際に叶わなかったじゃないか」
 ガラスケースに近づいて、そっと冷たい表面を撫で、中で眠る少女になんともいえない熱い視線を送る。
「だから僕は、君を生き返らせたいと思うんだ」
 あのやさしい微笑みが、あのさえずりのような美しい声音が、僕の世界に色をもたらす。
 少女が深い眠りについてから、彼の世界は閉ざされたまま。
「そうしたら、また一緒に遊ぶことも話すこともできる。伝えられなかった君への想いを、やっと告げることができる」
 ガラスケースを抱きしめて、その冷えた感覚を確かめて。
「僕の研究が完成すれば、ミリア、君は永遠になれる」
 なんと素晴らしいことであろうか。
こちらのお話の蛇足だったり。
お題は恋花様より。
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