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泡になった人魚が幸せか否か
 泡になった人魚が幸せかどうか。傍から見ればどうでもいいことを深く考えてしまう。
人魚の世界を捨て、声を捨て、やっと会えた王子は別の女性と婚約し。それでも、彼女は幸せだったのかと。
 よくよく考えれば、彼女には幸せなどほとんどなかったように思える。人間の足をもらっても、最初はうまく歩けなかっただろう。助けた王子は勘違いをしているし、声を出したくとも魔女に奪われて出せない。表情でしか伝えられないとなると、気づいてもらうのは不可能に等しい。
 子供向けに訳されている「人魚姫」には、彼女が王子の城でどう生活したのか書かれていない。大事な部分だけが抜粋されている。そのうえ、きれいにまとめられているのだ。だからこそ最後まで読むと、悲しいお話の一言で片づけられてしまう。
 人魚姫は本当に「悲しいお話」なのか。
 助けた王子に恋心を抱くも報われず、自分から名乗ることもできず、しまいには泡になって消えてしまう……一般的に知られている、人魚姫のお話だ。
 では、恋をしていた彼女は幸せではなかったのか。王子と婚約者の仲睦まじい様子を見続けることに関しては、苦しいものだったのだろうが。
 しかし彼女は、姉たちから手渡された短剣で王子を刺さなかった。王子の血を浴びれば人魚に戻れるとわかっていてだ。それでもできなかったのは、王子に恋していたからだと。愛ゆえに、自らを犠牲にしたのだと。
 そう考えると、人魚姫とはなんとも切なく儚い物語なのだろうか。
 最後は泡となってしまったが、彼女は王子への恋心を抱いたまま消えていった。
 人魚姫が王子に恋をしていた間は、少なくとも幸せだったのだろうと、私は思う。
だから私は、人魚姫が好きだ。
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読者がロマンチックかシニカルかによっては・・・
空野海さん、こんばんは

コメントするのは久しぶりです

人魚姫の空野海さん的解釈を拝見させて頂き

私だったら・・・とちょっと考えたところがあり

コメントしました

私も人魚姫は幸せだったのか

得てして愛とは時に自分を失ってしまう程の力があり

この時の人魚姫も、きっと自分を

見失ってしまっていたのかもしれないと思うのです

もう人魚姫には周りは見えず王子しか

見えてなかったんだろうと

愛は盲目とはよく言ったものです

Re: 読者がロマンチックかシニカルかによっては・・・
tomoさん
こんにちは、お久しぶりです!
そうですねえ…略された人魚姫のお話にはいろいろと考えるところがあります。
もしかしたら人魚姫は、「愛は盲目」の言葉をそのまま表現したお話なのかもしれませんね^^*
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