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4月1日の悪戯
いたずら、したくなってくるよね?






ぽかぽかと春独特の日差しがあたり、辺りを吹き抜けていくそよ風が顔にあたった。
それはとても心地よくて、その場で眠ってしまいそうなくらいに。
ふと、たったっという軽い足音を聞いて、その音の方向を向いてみた。
するとやっぱり、向かってきたのは、


「そ…空さーん…。」


すごく走ってきたのが目でわかって、肩で息をしているところを見ると相当彼女にとって走ったに違いない。
運動は苦手だと言っていた記憶を思い出して、運動ではなくて華道の授業があればいいです…と呟いていたのも思い出した。


「秋桜ちゃん、結構走ったみたいだね。」

「は…はい…。探していたものですから…。」


まだ辛いのだろう、肩で息をしているところを見ると。
苦笑して、呼吸を整えている。
僕を探していたなんて、珍しいこともあるんだなぁ…と心の隅で思った。


「大地さんたちが…お花見をするというので…。
 みなさん、いない方を呼びに…なので私は空さんを…。」


お花見…冴鳥ちゃんの作ったお菓子とか出てくるのかな?
多分、面白いことも起きるだろうなと思いながら。
定番の、女装大会とかね。


「そういえば…奏さんも呼んできて欲しいと頼まれたのですが…。」


うっすらと頬を赤らめ、どこへ行ったかわかりますか?と聞いてくる彼女の姿は、恋をしている乙女の姿だった。
……本人が気づいているかは知らず。
そういえば、と今日の日付を思い出してちょっとした悪戯が思いついた。

彼女への、小さなプレゼント。


「さっき僕ね、奏君に会ったんだ。」

「え…?」

「そしたら、お花見の場所で秋桜ちゃんのこと待ってるって。」


その瞬間、ぱぁっと顔が晴れやかになって、そうですか…と微笑む。
そんな些細なことに喜びを感じることができるなんて、きっと恋をしている子のみなのだと思う。
僕はそれを、身近に感じた。
古い友達が恋をしているなんて、思っていなかったから。


「なら、早く行こうか。」


にこっと笑って彼女を見ると、いまだに信じられないことだったのか、頬に手をあててぼーっとしている。
もう一回声をかけると、はいっと慌てた様子が伺えた。



そして2人で、お花見の場所へ。






この後、僕の嘘だと知った奏君と秋桜ちゃんが


お互いに照れるのは、もう少し、









―――先のお話。





.。.:*:゜Fin.。.:*:゜



相互記念小説ということで、かそけしうたの管理人様、
文学少女+詩夏様に捧げます+。
お2人以外はお持ち帰りは禁止ですよ。
... Read more ▼
読み方があやふやなお方がいらっしゃるはずなので、ここでちょっとした名前の解説を。



空=そら  秋桜=あき  大地=だいち

奏=かなた        冴鳥=ことり  



ですb
見ている方がいるかどうかは不明…。
他にもこれは?
というものがありましたら、遠慮なくお申し付け下さい。
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(非公開コメント受付中)

No title
おいしく頂きました♪ありがとう~^^
後、みさから伝言(?)~♪
奏くんは読み方、「かなた」らしいよ^^
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空野海

Author:空野海
since:2009.3.21
生誕:2月14日

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